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パラグライディング日本選手権in富士山
 
 ■2006パラグライダー日本選手権競技規定

■使用機体のルールの変更→機体検査はなくなりました。
今回のパラグライディング日本選手権では、日本人選手に不利な使用機体のルールを変更し、カテゴリー2の規程に統一します。これにより使用機体は下記のルールで取り扱われます。

 改訂後
(a)改造機及びプロト機を使用する選手はFAI S7B Par.2.13によるか、あるいはPWCルールPar.2.7による証明書が必要。
(b)製品タイプ(JHSC,JHTC,CEN,DHV,SHV,FFVL,AFNOR,ACPULを取得しているもの)を使用する選手はグライダーに関する宣誓書(参加誓約書に含む)。

説明:  
 製品タイプを使用の参加者は、当日レジストレーションの時にグライダーに関する宣誓書提出にて確認します。 すでにJHSC登録されたプロト機は(b)となり、JHSC登録されていない改造機及びプロト機をご使用の選手は(a)となります。JHSC登録されていないプロト機を使用する参加者は、 製造者が用意する「プロト機使用証明書」をご持参ください。詳細は、大会本部pgc@hangpara.jpまで 意する「プロト機使用証明書」をご持参ください。詳細は、大会本部 pgc@hangpara.jp まで
参加申込
    
  
 

2006パラグライダー日本選手権競技規定

 

)フライトは選手の責任において行うこと。

)フライトは使用する機材の運用限界内で行うこと。

)使用機体の変更

・使用機体を大会開始後に変更することはできない。万が一使用機体が破損した場合は、大会競技委員長の許可を得て変更することができる。

)参加選手は航空法に基づき飛行すること。

)参加選手は、アクシデントを起こした場合は即座に主催者に連絡しなければならない。連絡がなく救助が出 た場合、救助の要請があった場合を含め、その救助費用は選手又はその家族が負担する( ヘリコプターの要 請費用を含む) 。なお、アクシデントを目撃したパイロットは可能な限りアクシデントの情報( 内容について は33項参照) を大会主催者に伝えること。また、タスクを中止し、アクシデントの救助に協力したパイロッ トにはボーナスポイントが与えられる。ボーナスポイントは大会競技委員長が算定し、当該タスクの結果に反 映する。

)保護用具の使用

 ・参加選手は、安全なヘルメット、効果のあるレスキューパラシュートを大会期間中装備しなければならない。

)健康管理

 ・心身ともに良好でない場合はフライトしてはならない。

 ・フライトに支障をきたす薬物やアルコールを摂取してのフライトをしてはならない。

)衝突回避

 ・サーマルにはすでに旋回中のフライヤーと同方向に旋回するように入ること。

 ・飛行中、グライダーに構造上の問題が発生した場合すぐに飛行を取りやめること。

)雲中飛行

 ・雲中飛行は禁止とされ、競技役員、他の選手によって監視される。

 ・雲中飛行とは、グライダーの一部又はパイロットが雲により、第三者からの視界から消えたときのことを言う。

 ・多くの選手が雲中飛行をした場合、競技委員長は競技を中止する場合がある。

10)バラスト

 ・選手は、水又は砂のバラストを使用することができる。バラストを投棄する場合は、他の選手、第三者に迷惑のかからない範囲で行うこと。

11)通信機器

 ・飛行中は主催者から貸し出された無線機を常に聞けるようにすること。また、ランディング後は原則的に携帯電話および公衆電話を使用する。

12)タスクコミッティーとその役割

 ・タスクコミッティーは2名の参加選手と大会競技委員長からなる。

 ・タスクコミッティーはタスク内容を、安全面に注意を払いできる限りの情報を集め協議しその決定事項に関しては、選手全員の同意を求める必要がある。

 ・タスクコミッティーはその日の気象予報に応じた、適切な飛行空域と、テイクオフエリアならびにタスクを決める。

13)セーフティーコミッティーとその役割

 ・セーフティーコミッティーは、選手から3名選考される。

 ・セーフティコミッティーはテイクオフ周辺を含めて飛行コース上が危険なコンディションになったときに、大会競技委員長にそれを連絡する。大会競技委員長はその情報を基にタスクを続行するかどうかを決めなければならない。ただしタスクを含めフライトを続行するかどうかの最終的な判断は飛行中のパイロット個人が下す。

 ・タスクコミッティーにより決められた当日のタスク内容が安全に行えるかどうかを確認する。

14)ブリーフィング

 ブリーフィングにはジェネラルブリーフィングとタスクブリ− フィングがある。

14-1)ジェネラルブリーフィング

 参加選手は、大会主催者が行うジュネラルブリーフィングに参加しなければならない。その重要なインフォメー ションは、公式掲示板に掲示さわる。

14-2)タスクブリーフィング

 ・タスクブリーフイングは気象情報、エリア地図を加味してテイクオフエリア付近で、参加選手全員に対して行われる。

 ・ブリーフィング終了から、ウインドオープンまでは最低15分間の余裕を持たせる。

  ただし、すでにタスク内容をを発表していた場合は5分とする。

15)結果の表示

 ・結果の仮発表は、原則として毎日18:00に公式掲示板に掲示される。

16)ペナルティーおよび失格

 ・競技委員長は、競技者が競技規則に違反した場合、違反者にペナルティーを科すことができる。

 ・ペナルティーの程度

 a) 重大な違反はその日のタスクを失格( 0スコアー) とする。

 b) スポーツ精神に反する行為は、大会失格とする。

 ※ ペナルティーの例

 ・雲中飛行を行った選手は、そのタスク失格(0スコアー) とする。

 ・ランディング報告義務違反は、そのタスク失格( 0スコアー) とする。

 ・帰着申告義務違反は、そのタスク失格(0スコアー) とする。

 ・旋回方向義務違反は、警告を与える。従わない場合はそのタスク失格(0スコアー) とする。

 ・飛行禁止空域を飛行あるいはランディング禁止区域にランディングした選手はそのタスク失格(0スコアー)とする。

 ・ペナルティーは、当該ペナルティーが科せられた日の結果表に記載される。

17)不服申立て( コンプレイン)

 コンプレインは訂正してもらうことが目的であり、抗議( プロテスト) を行うものではない。競技中何かに不 満を持った場合、先ず担当役員にその処置につき援助を依頼する。その処置に不満がある場合、選手は競技委 員長にコンプレインを行うことができる。このコンプレインは不満があった場合直ちに行わなければならない。 仮発表に対するコンプレインは発表後30分( 最終日においては10分) 以内に行わなければならない。

18)抗議( プロテスト)

 ・コンプレインが受け入れられなかった場合、選手は抗議することが出来る。

 ・抗議は、当該事由発生後30分( 最終日においては10分) 以内に供託金5千円を添えて書面で大会競技委員長に提出しなければならない。

 ・供託金は、抗議が認められた場合は返却し、認められなかった場合は没収される。

19)陪審員

 陪審員は、大会主催者から独立した者2名とする。陪審員は提出された抗議を迅速に処理する。

 指定ランディング場に降りなかった選手は誠意を持って対応すること。被害が出た場合は個人の責任で対応すること。また、ランディング場所を特定するためにランディング後直ちにGPSでマークし、その座標をタスクレポートに記入すること。

20)テイクオフ

 ・テイクオフエリアは上段、下段の2箇所を使用する。下段テイクオフはフリーテイクオフとし、上段のテイクオフはランチオーダーテイクオフとする。

20-1)ランチオーダーテイクオフ

 a. 上段テイクオフは、タイムインターバルランチオーダー形式とする。テイクオフはウエイティングエリアとテイクオフエリアに分けられ、上段テイクオフエリア前にゲートを設け、テイクオフゲートの前にはウエイティングレーンを設ける。そして、選手はゲートを通過するためには、ウエイティングレーンに並ばなくてはならない。

 b. ウエイティングレーンへ並ぶためには、決められた間隔(例:10 分間隔)でテイクオフディレクターが意思確認をした際、レーンへ並ぶ意思を示した者がレーンへ進入することが出来る。同時刻に意思を示した選手がいた場合はあらかじめ決められた優先順位で並び、一回のコールでレーンに入れる人数は優先順位の上位順に20名とする。また、一旦ウエイティングレーンへ並んだ選手はウエイティングエリアへ戻ることは出来ない。(但しd.eの項目によってウエイティングエリアへ戻った選手を除く。また、d.eの項目でウエイティングエリアへ戻った選手の優先順位は消滅するものとする。)

 c. 選手はウエイティングレーンに並ぶ前に機体のラインチェックをすまし、GPSを補足させた上でハーネスを装着し機体を広げるとすぐにテイクオフできる状態でウエイティングレーンに入らなければならない。

 d. テイクオフエリアの選手は、ウエイティングレーンに選手が並ばなかった場合フリーテイクオフとなるが、ウエイティングレーンに他の選手が並んだ場合は、テイクオフディレクターの指示から30秒以内にテイクオフするか、ウエイティングエリアへ戻らなければならない。また、何らかの理由によってテイクオフクローズとなった場合、先頭の選手はオープン後1分以内にテイクオフするか、ウエイティングエリアへ戻らなければならない。

 e. テイクオフに失敗した場合は再度トライできるが、それでも失敗した場合はテイクオフエリアを出て、ウエイティングエリアに戻る。再度のトライに時間がかかると思われる場合はテイクオフディレクターの指示に従う。

 f. 優先順位は前日までの公式順位順とする。但し初日は受付にて抽選し優先順位を決める。

21)テイクオフクローズ

 テイクオフ前がフライト中の選手で混雑して安全上問題がある、あるいは気象条件がテイクオフに適さないとテイクオフディレクターが判断した場合は一時的にテイクオフをクローズすることがある。

22)リスタート

 タスクがスピードランの場合、スタートラインをクロスして、次のパイロンをクリアーした後、再度スタート ラインをクロスし直してリスタートすることは出来ない。

23)リフライト

 ・リフライトの可否ならびに方法はタスクごとに決定する。

24)最終スタート時刻 (Departure Close Time)

 タスクがスピードランのとき、最終スタート時刻を設定する。この時刻を過ぎてタスクをスタートした選手の スタート時刻はこの最終スタート時刻にスタートしたものとみなす。

25)スタート

 スタートは、GPS記録により鉛直方向のシリンダーで作られるラインをクロスすることで確認され、3種類の 方法が用いられる。

 a) 個々の選手が、GPSスタートラインをクロスした時間を用いた計測。その場合のGPSスタートラインはパイ    ロットがテイクオフすれば必ずクロスする位置に設定される。この場合選手はスタートラインをクロスする前に少なくとも4ポイントのトラックログを残しておく必要がある。

 b) 選手個々に空中からスタートラインをクロスする。この場合指定されたスタートラインを最後にクロスした時間が計測される。この場合スタートラインは次のターンポイントの 大きなシリンダー(例えば、テイ  クオフはスタートパイロンから10km地点にあり、スタートの計測はスタートパイロンの9kmシリンダーに最後に入った時となる)で、ラインをクロスして入った時点から計測が始まるか、あるいはスタートラインは小さなシリンダー(デパーチャーポイントを中心とする半径200〜400mシリンダー)で、時間の計測はセクターを最後に出た時から始まる。

 c) 決められたスタートオープニングタイムに時間計測が始まり、パイロットはそれ以降にスタートラインをクロスしていかなければならない。スタートラインは、b)の場合と同様な、大きなシリンダー、又は小さな  シリンダーを採用する。

  スタートの方法は、タスクブリーフィングで細かく発表される。

26)ゴール

 ゴールは仮想(GPS上)のセクターで、最後のターンポイントからゴールポイントを結ぶ直線と直角に交わるゴールポイントを中心にした200〜400mの直線(ゴールライン)、またはゴールポイントを中心とする半 径200〜400mのシリンダーを用いる。

26-1)ゴールライン

 ゴールラインの定義: 最終ターンポイントとゴールポイントを結ぶ直線と直角に交わるゴールポイントを中心にした200〜400mの直線(ヴァーチャル)とする。

26-2)ゴールの手順

 選手はGPS上のゴールラインをクロスしなければならない。タイム計測はGPSで記録されたデータを採用する。 ただしフィニッシュラインが設けられたときは、フィニッシュラインをクロスするか少なくともその上に着地 しなければならない。その場合タイム計測は、RACE TO GOALの場合のみトップ10人だけをゴールマーシヤ ルが計測し、それ以降はGPSで判定する。

27)タスククローズ時刻

 ・タスクを集計する最終時刻は、タスクブリーフィングで発表され、タスクボードに掲示される。

 ・タスククローズ時刻後のフライトには得点は与えられない。

28)ランディング報告時刻

 ・ランディング報告は選手の安全確認をするために設けられ、その時刻までに選手はランディング報告をして  いなくてはならない。

 ・報告には携帯電話などを用い、主催者が必要性の無い捜索を行わないように配慮しなければならない。また、  役員による回収を待つか自力で戻るかを大会本部に告げる。

29)帰着申告

 帰着申告は、大会参加の意思を示した選手全員が本人自ら行わなければならない。

30)タスクの種類

30-1)RACE TO GOAL( ゴールレース)

 ・目的はゴールを最初にクリアーすること。スタート時刻は全ての選手に対して同一である。

 ・スタート方法は空中からの一斉スタートを用いる。

30-2)SPEEDRUN TO GOAL( スピードラン)

 ・決められたコースを、最短時間で飛行したものを1位とすることを目的とする。

 ・スタートは、選手が最後にスタートラインをクロスしたときとなる。

31)大会、タスクの成立条件

31-1) ミニマムディスタンス

 ・ミニマムディスタンスは、3km以上に設定する。

31-2) タスクの成立条件

 ・タスクの成立条件は、次の3項目が全て達成されたときである。

 a)それぞれのテイクオフにおけるゲートオープン累積時間の合計がフライト参加人数×0.5分以上になった   か、あるいは参加選手全員( 途中棄権を除く) がテイクオフした。

 b)参加選手の20% 以上( テイクオフしなかった選手を含む) がミニマムディスタンスを超えて飛行した。

 c)1名以上の選手が20km以上のフライトをし、なおかつ上位10名の総飛行距離が128km以上となった  (20km級以上で の成立)。あるいは1名以上の選手が10km以上フライトするかミニマムディスタン  スの2倍のどちらか長い距離以上フライとし、なおかつ上位10名の総飛行距離がトップの飛行距離を

  Ykmとしたときに(Y+0.6Y×9)km以上となったとき(20 km級未満での成立)。

31-3) 大会の成立条件

 ・タスクが1本成立した時点で大会は成立する。ただし、日本選手権としてはタスクが2本成立した時点とする。

 ・大会順位は成立したタスクの合計点で決定する。

31-4) 予備日

 予備日は正規日程中に成立したタスクが2本未満の時に使用する。

32)タスクキャンセルとタスクストップ

 競技開始後に、天候が急変し、競技委員長が競技を続けることが危険と判断した場合に、競技委員長はタス 

 クをキャンセルすることができる。タスクキャンセルは競技委員長が無線で連絡する。ただし、タスクが   RACE TO GOALの場合で少なくとも一人のパイロットがゴールに達している場合はタスクストップとし、   31-2項が満たされていた場合にはタスクは成立する。

33)パイロットの救助

 選手は、ランディングしたならばすぐにグライダーを絞らなければならない。グライダーを開いたままにして おくということは” 救助の要請” を意味する。アクシデントを確認した選手は、次に挙げる要領で、選手無線 を使ってできるだけ早く大会本部に報告するべきである。

  ・自分のパイロットナンバー

  ・アクシデントの発生場所

  ・位置の特定( 回収マップ、GPSコーディネートを用いて)

  ・アクシデントを起こした選手の名前、パイロットナンバー

  ・アクシデントを起こしたパラグライダーの色、種類など

34)スコアーリングと計測方法

34-1) 距離の測定

 ・GPSのトラックログを用いた距離測定は、0.1km単位で切り上げられる。

 ・特に断らない限り、ベストポジションを採用する。

34-2) 所要時間の測定

 ・原則として、時間はGPS時刻をもとに秒単位で計測する。

34-3)得点計算式( PJLフォーミュラー)

 ・フライトの得点の計算式は次のもので、小数点以下第1位を四捨五入し整数で表す。

 ・フライトの最高得点は1000点とする。

RACE TO GOALの場合)

                距離得点=1000× ( 1−g) × ( D/Dmax)

                時間得点= 1000× g× { Gl− Ss) / ( G2− Ss )} ^3

                総合得点= 距離得点+ 時間得点

SPEED RUNの場合)

                距離得点=1000× ( 1−g) × ( D/Dmax)

                時間得点= 1000× g× ( Tmin/ T) ^3

                総合得点= 距離得点+ 時間得点

                 Nf : ゴールした選手数

                 Nto: そのフライトに参加の意思表示をした選手数

                 D : 本人のフライト距離

                 Dmax: そのフライトにおける有効な最長距離

                 Ss : 一斉スタート時刻

                 Gl: 最初の選手がゴールした時刻

                 G2 : 本人のゴール時刻

                 T: 本人の飛行時間

                 Tmin : 最短でのゴールした選手の飛行時間

                 g= 0. 6× √ ( Nf/ Nto) とする

 ただし、タスクが20km級未満で成立した場合には、総合得点にそのタスクのトップ選手のフライト距離を  20で割った数値 を2乗した係数ををかけるものとする。

35)タスクの証明

 ・飛行の証明は全てGPSのトラックログで判定する。

 ・参加選手は少なくともひとつのGPSを装備すること( 使用できる機種は主催者の指定しているもの)

 ・参加選手は、GPSを正しいパラメーターにセットすること。

 ・参加選手は、帰着申告の際その日の飛行のトラックログをGPSからダウンロードすること。

35-1)原則

 ・タスク証明のデータソースは各選手が使用した一つのGPSのトラックログに限られる。二つ以上のGPSロ  グを繋げてひとつとすることはできない。

 ・ファイルや、外部からGPSにダウンロードしたもの、その他のデータソースはタスク証明のデータソース  としては使用されない。指定メーカーのデータロガーのデータもタスク証明のデータソースとして使用され  るが、デー夕ロガーのデータソースの有効性を確認するために、そのデータロガ一に接続していたGPSの  トラックログを求めることがある。

35-2)有効なGPSデータ

 有効なトラックログとは

 ・トラックログは少なくとも2分間、5ポイント以上の連続したものがターンポイントのセクターの前後に残っ  ているもの。

 ・トラックログは少なくとも2分間、5ポイント以上の連続したものがスタートセクターの前後に残っている  もの。

 ・時間のデーターが残っているもの。トラックログは20秒以下の間隔の連続したものが望ましい。

35-3)GPS判定の基準

 ・スタートラインをクロスした証明、ターンポイントセクターに入った証明は次に挙けるようなトラックログ  が残っていなければならない。

 ・通常のシリンダーセクターの中に残るポジション。

 ・スタートラインをはさんだ連続した2個のポジション。

 ・MARKされたポジションは証明には使わない。

 ・RACE TO GOALのタスクの場合スタート時刻には5秒の誤差を認める。

35-4) トラックログの義務

 飛行空域に制限がある場合は、GPSのトラックログでその空域への侵入を判断する。その場合はその日の飛行 全体を連続されたトラックログで記録する義務がある。

35-5)GPSの操作方法の習得義務

 ・パイロットはバックアップ用に複数のGPSやデータロガーを同時に使用しても良い。

 ・一連のフライトは一つのGPS又はデー夕ロガーに記録されていなければならない。

 ・パイロットはGPSとデータロガーを正しいパラメーターにセットしなければならない。

 ・パイロットは前のタスクのデータを成績が確定するまで消去してはならない。

 ・提出したトラックログで正しく判定されなかった場合は、別のトラックログを提出することができる。ただ  し、そのトラックログを記録したGPSは事前に大会主催者に届け出たものでなければならない。

35-6) 不正確なGPSトラックログのペナルティー

 ・スタートポイントのミス=0スコアー

 ・連続したトラックログが要求されていてトラックログが連続していない場合=0スコアー

 ・ターンポイントのミス=ベストポジションを取り、距離得点が与えられる。

 ・ランディング後にGPSのトラックログを記録しつづけて移動するなどの行為によりベストポジションの検  出が不可能となった場合=ランディング直前のターンポイントまでの距離がフライト距離となる。

36)その他この競技規則に記載されていないことに関してはパラグライディングジャパンリーグ規定による。

37)飛行禁止空域

 ・猪之頭エリア通過の場合は、別途定める猪之頭エリアのルールに従わなければならない。違反したことが判   

  明した場合はそのタスクは失格となる。

 ・地図に示された飛行禁止空域を飛行してはならない。GPSトラックログからこの範囲内に明らかに進入した  と判断された場合はそのタスクは失格となる。

 ・地図に示されたランディング禁止地区にランディングしてはならない。つまりランディングを余儀なくされ  るようなフライトをしてはならない。GPSトラックログからこのランディングしたと判断された場合はその  タスクは失格となる。