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 ジャパンリーグ
2008パラグライディング日本選手権inAKAIWA
 

2008年度日本選手権者・女子日本選手権者 平木啓子
11/4(Tue)
 北西の風が吹く中受付を済ませテイクオフへすべての選手がテイクオフに着きしばらくするとブローが入り始めダミーが順調に上がり始める組まれたタスクは湾内を一周した後37km先の烏山ゴールへの43.3kmレース。11:15のスタートまでに大方の選手はテイクオフしMAXは2000mまで上がっていたようだ。前半AKAIWA周辺でのコンディションは良かったが烏山ゴールに向かい平地でるとサーマルコンディションは渋く、31.3kmをフライトした竹内選手がトップだった。昨日までの2タスクの結果、平木啓子選手が優勝。2008年度パラグライディング日本選手権者、女子パラグライディング日本選手権者の2タイトルをものにした。
 RACE  TO-A03-A10-A07-G07 トラックログ(TOP30)
 
11/3(Mon)
朝から一面に雲が張り詰めソアラブルなコンディションは全く期待できず、タスクキャンセルとなり明日の予備日の使用が決定した。
11/2(Sun)
 朝から快晴。気象ブリーフィングでは15時頃から高層の雲が張り出し、運低高度は1200mの予想。タスクコミッティーでは、赤岩エリア内を周回してから、西那須野ゴールに向かうというもの。予想どおりサーマル高度は1200m。スタート前にはほとんどの選手が高々度を維持して12:00のスタートを待った。ところが、レースが始まるとサーマルが弱くなり、渋い条件でのフライトが余儀なくされる。結局予想されていた高層雲が予想より早くエリアを多い、日照との競争となった。周回パイロンを消化して、ゴールに向かったのは若山、上山、ムーンソウビの3選手ベストポジションで21.8kmを飛んだ若山選手が成立初日のトップを飾った。15時近くまでゴールを諦めずフライトしていた平木選手の飛びは圧巻だった。
 RACE TO-A03-A09-A01-A03-A10-A07-A03-A14-A07-G04   トラックログ(TOP30)
11/1(Sat)

 北風の予想で、フライトすることが厳しい予測の中、宇都宮マジックを祈ってテイクオフに集合した。徐々に弱まった風の中で、ブローでテイクオフが可能になり、微かな可能性を信じてタスク発表。鹿沼市を避けるように、A23のパイロンを取ってから大平ゴール、31km。川地、加藤選手がテイクオフしていく。リーサイドのサーマルで妙な動きをしながら上昇、赤岩山の山頂まで上昇するとなんと北を向いてリッジソアリングで高度を稼ぐ状況に、これを見た競技委員長は「タスクキャンセル」を余儀なくされた。

10/31(Fri)
 高層雲が張り渋めのコンディションに湾内20kmのショートタスクが組まれたが、コンディションの好転が期待できずタスクキャンセル。フリーフライトとなった。
※トラックログは足尾フライヤーの”のりー”さんのご協力により、掲載しています。




   
P =0  
α =8.282511696  
S =25.5  
成立したフライトにおける参加人数累計 =120  
成立したフライト本数 =2  
トップのWPRポイント =65.9  
フライトした選手数 =60  
R =1  
20km級未満最大係数 =1.0000  
2008/10/31(金) Cancel  
2008/11/1(土)  Cancel  
2008/11/2(日) TASK-1>>>Race>>>53.3km ログ(TOP30)
2008/11/3(月)  Cancel  
2008/11/4(火)  TASK-2>>>Race>>>43.4km ログ(TOP30)
     
  総合リザルト>>>
   
WPR
順位
J-ID
選手名     Class  
T1
T2
TOTAL
65.9
1
4
平木啓子 AXIS MERCURY Open F
899
971
1870
55.0
2
6
川上賢一 MAC MAGUS6 Open M
904
942
1846
50.5
3
16
上山太郎 MAC MAGUS6 Open M
982
863
1845
47.0
4
57
成山基義 SWING Stratus_WRC Open M
899
942
1841
44.1
5
18
安陪裕滋 AXIS MERCURY Open M
913
901
1814
 
6
 
Jinoh Kim ADVANCE OMEGA Open M
849
936
 
 
1785
39.2
7
102
関口典彦 ADVANCE OMEGA7 Serial M
862
901
 
 
1763
 
8
 
Moonseob Lim ADVANCE OMEGA Open M
950
764
 
 
1714
 
9
 
中田孝宏 AirCross Ultima4 Open M
844
853
 
 
1697
33.1
10
84
入山朋一 AXIS MERCURY Open M
734
962
 
 
1696
31.4
11
17
武貞伸明 GRADIENT AVAX_SR7 Open M
844
850
 
 
1694
 
12
 
WANG WEIJIAN ADVANCE OMEGA7 Serial M
743
917
 
 
1660
 
13
 
Kwangjin Jeong GIN Boomerang5 Open M
849
770
 
 
1619
 
14
 
Yongtae Ahn GIN Boomerang5 Open M
844
751
 
 
1595
25.1
15
50
目黒 敏 SWING Stratus_WRC Open M
711
856
 
 
1567
23.6
16
35
中村和夫 SWING STRATUS7 Open M
890
674
 
 
1564
22.2
17
1
岩谷勝弘 MAC MAGUS6 Open M
734
808
 
 
1542
 
18
 
Junghun Park ADVANCE OMEGA7 Serial F
858
671
 
 
1529
 
19
 
加藤 豪 AXIS MERCURY Open M
853
674
 
 
1527
18.3
20
5
竹内俊二 AirCross Ultima4 Open M
514
1000
 
 
1514
17.1
21
59
青木政昭 SKYWALK POISON2 Serial M
734
767
 
 
1501
15.9
22
106
川地正孝 AXIS VENUS2 Open M
858
642
 
 
1500
14.7
23
76
村上修一 UP TRANGO3 Serial M
505
917
 
 
1422
13.5
24
29
阿部俊宏 GIN BoomerangSports Serial M
486
863
 
 
1349
12.4
25
7
中川喜昭 UP TARGA3 Open M
505
843
 
 
1348
11.3
26
100
五位渕孝幸 MAC MAGUS5 Open M
482
821
 
 
1303
10.2
27
3
加賀山務 U-TURN APEX-XP Open M
729
534
 
 
1263
9.2
28
72
中目みどり OZONE MANTRA Serial F
748
470
 
 
1218
 
29
 
中島 聡 AIRWAVE Magic_FR3 Open M
578
620
 
 
1198
7.1
30
97
石川淳一 GIN BoomerangSports Serial M
683
486
 
 
1169
6.1
31
14
高木 望 Aircross Ultima4 Open M
482
681
 
 
1163
5.1
32
89
豊島 滋 AIRWAVE Magic5 Serial M
491
649
 
 
1140
4.1
33
9
原澤延幸 ADVANCE OMEGA7 Serial M
491
636
 
 
1127
3.2
34
33
小倉由美子 SWING STRATUS7 Open F
486
585
 
 
1071
2.2
35
95
小島美香 Niviuk PEAK Serial F
482
585
 
 
1067
1.3
36
103
土江 緑 AXIS VENUS2 Serial F
495
562
 
 
1057
0.4
37
2
若山朋晴 OZONE MANTRA-R07 Open M
1000
ABS
 
 
1000
0.0
38
31
江本俊信 ADVANCE OMEGA7 Serial M
518
466
 
 
984
0.0
39
53
須藤 祥 GIN ZOOM-RACE Serial M
734
192
 
 
926
0.0
40
20
文字英彰 AIRWAVE Magic5 Serial M
ABS
907
 
 
907
0.0
41
86
山口 翔 Niviuk PEAK Serial M
894
ABS
 
 
894
0.0
42
25
杉下拓也 AXIS MERCURY Open M
844
ABS
 
 
844
0.0
43
43
内藤 丈 OZONE MANTRA_R07 Open M
839
ABS
 
 
839
0.0
44
40
高田征広 AXIS MERCURY Open M
817
ABS
 
 
817
 
45
 
山口裕介 Niviuk PEAK Serial M
734
ABS
 
 
734
 
45
 
高田奈緒 AXIS VEGA Serial F
734
ABS
 
 
734
0.0
47
68
辻本恵一 MAC MAGUS Open M
720
ABS
 
 
720
0.0
47
45
宗保 輝 OZONE ADDICT-R Serial M
720
ABS
 
 
720
0.0
49
38
東 清義 AIRWAVE MUSTANG2 Serial M
381
272
653
0.0
50
51
高橋さゆり AIRWAVE MUSTANG2 Serial F
633
ABS
633
 
51
 
橋村匡哉 MAC MAGUS5 Open M
518
ABS
518
0.0
52
36
岡本菊夫 MAC MAGUS_XC Serial M
381
131
512
0.0
53
64
福田隼士 AIRWAVE Magic4 Serial M
505
ABS
505
0.0
53
65
渡辺正剛 OZONE ADDICT Serial M
505
ABS
505
0.0
55
46
東武治幸 GIN BoomerangSports Serial M
495
ABS
495
0.0
56
21
児島 彰 AirCross Ultima4 Open M
491
ABS
491
0.0
56
8
青木和広 AIRWAVE Magic_FR4 Open M
491
ABS
491
0.0
56
11
和田浩二 MAC MAGUS6 Open M
491
ABS
491
 
59
 
青柳浩司 UP TRANGO3 Serial M
486
ABS
486
0.0
59
99
池上正亀 ADVANCE OMEGA6 Serial M
486
ABS
486
0.0
59
55
梶順一郎 Niviuk ICEPEAK Open M
486
ABS
486
0.0
59
88
今田 盛 Windtech COMBAT_SC Open M
486
ABS
486
0.0
63
27
村田好彦 SKYWALK POISON2 Serial M
482
ABS
482
0.0
63
54
酒井節夫 UP TARGA3 Open M
482
ABS
482
0.0
63
62
河村葉子 AXIS VENUS2 Open F
482
ABS
482
 
63
 
上妻研介 AXIS MERCURY Open M
482
ABS
482
0.0
67
48
青木あや子 AXIS VENUS Serial F
385
ABS
385
0.0
68
105
高木宏寿 ADVANCE OMEGA7 Serial M
381
ABS
381
 
69
 
今西孝志 GRADIENT GOLDEN2 Serial M
101
192
293
 
70
 
山口淳一 ADVANCE SIGMA6 Serial M
18
240
258
 
71
 
山同 望 OZONE MANTRA Serial F
41
131
172
 
72
 
小林広精 GRADIENT GOLDEN2 Serial M
101
ABS
101
0.0
73
98
才木 勲 SWING STRATUS7 Open M
18
13
31
 
74
 
近 洋平 GIN ZOOM Serial M
9
10
19
0.0
75
84
籾山孝一 NOVA Tycoon Serial M
5
ABS
5
0.0
76
67
岩崎拓夫 AXIS MERCURY Open M
ABS
ABS
0
                         
 
   
 ■インフォメーション
   
 ■開催要項
   
日 程:

2008年10月30日(金)〜11月3日(予備日11月4日)

主 催:(社)日本ハング・パラグライディング連盟
主 管:2008パラグライディング日本選手権 in AKAIWA 実行委員会
公 認: (財)日本航空協会    
FAI(国際航空連盟)公認カテゴリー2大会
JHFパラグライディングジャパンリーグ
後 援:栃木県、宇都宮市、栃木県ハング・パラグライディング連盟
協 力:AKAIWAパラグライダースクール
開催地: 栃木県宇都宮市古賀志 AKAIWAパラグライダースクールエリア
大会会長: 内田孝也(JHF会長)
大会実行委員長: 荒井教雄
競技委員長: 西ヶ谷一志
競技内容:レースtoゴール、スピードラン
参加資格:
日本国籍者  
1) 日本国籍を有するもの
 2)JHFフライヤー登録有効者(大会初日受付時に登録証を確認します)  
 3)シード選手又はJHF正会員の連盟から推薦されたその連盟の代表選手
 4) JHF正会員の連盟に所属しているもの(大会初日受付時に確認します)
 5)JHF P証所有者       
 6) 有効なFAIスポーティングライセンスを有するもの(大会初日受付時にライセンスを確認します)
海外選手   
1) 有効なFAIスポーティングライセンスを有するもの
 2)IPPIカードパラプロ4以上の技能を有するもの
 3)本大会で有効な第三者賠償責任保険1億円以上に加入しているもの
使用機体:
次のどちらかを満たすものに限る 
1) 改造機およびプロト機はFAI Sporting Code Section 7B Par.12.2によるかPWCルールPar.2.7による証明書のあるもの。
 2)製品タイプ(JHTC,JHSC,DHV,EN,AFNOR,ACPUL,SHVに登録されている)で無改造のもの。  
募集人数:90名
・各都道府県代表者
 ・前年度ジャパンリーグ上位〜 ・学生連盟枠(3名)
 ・女子優先枠(参加選手の10%)
 ・海外選手枠(参加選手の25%)
・ 一般参加(上記の枠で定員に満たない場合は募集)
参加費用:

30,000円

申込方法:ウエブ参加申込書に必要事項を記入し、送信し、参加費を指定口座に振り込む。参加費が振り込まれてはじめて正式エントリーとなります。誓約書に署名・捺印をし、当日受付時に提出して下さい。 定員オーバーにより選考されなかった選手の参加費は全額返金いたします。その他主催者の一方的理由による大会中止の場合を除き、いかなる理由においても参加費の返金は出来ません。
申込締切: 2008年10月10日(金)
参加費振込先:

ジャパンネット銀行
店番号 001 口座番号 普通8245549
口座名義 社団法人日本ハング・パラグライディング連盟PG日本選手権
シャ)ニホンハングパラグライディングレンメイパラグライディングニホンセンシュケン

機 材: 適切な防護ヘルメット、緊急パラシュート、GPS(高度記録の残るもの)、航空レジャー無線用電池単三5本/set・3セット程度 (大会当日は、JHF保有の航空レジャー無線機を貸与します)
スケジュール:
10月30日(木)09:00-17:00 公式練習日(自由参加)
受付 グライダー検査
10月31日(金)06:00-受付 グライダー検査
 10:00-競技説明
 10:30-16:00競技
  開会式・ウエルカムパーティー
11月1日(土)07:00-受付
 10:30-16:00競技
11月2日(日)07:00-受付
 10:00-16:00競技
11月3日(月)07:00-受付
 10:30-15:00競技
  閉会式
11月4日(火) 予備日
   
   
※時間は変更になりこともあります。大会期日が近づいたら、ホームページで確認して下さい。
   
問合せ先〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-39-4 東都ビル2F
(社)日本ハング・パラグライディング連盟PG競技委員会内
2008パラグライディング日本選手権in AKAIWA実行委員会事務局
事務局長:西ヶ谷一志
TEL:080-3732-5684 E-mail:akaiwa@hangpara.jp
アクセス
フライトエリア情報
競技規定
   
リザルト  
  10/30 :Cancel  
  11/1:Cancel
  11/2:TASK1:RACE

 

  11/3:Cancel  
  11/4:TASK2:RACE  
 最終総合成績
   
  
使用機体証明書(プロトタイプ)
  CIVL SCS7BPar.12.2 [490kb]
  ※P53をプリントアウト
使用機体証明書(プロトタイプ)
 PWC Par.2.7 [42kb]
使用機体証明書(シリアル)
参加誓約書
  
  


  
ジャパンリーグ関係
2008Jリーグ登録
 
■ルールブック
  
■各種申請(選手用)
  
■申請用紙(主催者用)
  
登録者情報提供申請書[28kB]
  
 
 
 ■アクセス
 
お車でお越しの方 
 東京・福島方面から
東北自動車道・宇都宮IC下車→料金所を出て左側走行→1つ目信号左折→国道293と合流→約6km走行後T字右折→ 道なりに約6km右側

日光方面から
日光宇都宮道路・日光IC→徳次郎下車→国道293右折→約8km走行後T字右折→道なりに約6km右側
電車でお越しの方 
 JRで東京圏からお越しの方
上野→宇都宮でJR日光線に乗換 宇都宮→文挟
東武電車で東京圏からお越しの方
浅草→新栃木→新鹿沼
  
  
  
 
 
 
 ■エリア情報
 
 飛行可能期間:通年
高度差:約 270m
飛行に適した風向き:東 〜 南西
テイクオフへのアクセス:モノレール
  
 
 
 
 
 
 ■参加申し込み
 
   終了いたしました。 
 
 
 
 ■2008パラグライディング日本選手権inAKAIWA競技規定
 
  

1.

フライトは選手の責任において行うこと。

2.

フライトは使用する機材の運用限界内で行うこと。

3.

使用機体の変更
・使用機体を大会開始後に変更することはできない。万が一使用機体が破損した場合は、大会競技委員長の許可を得て変更することができる。

4.

参加選手は航空法に基づき飛行すること。

5.

参加選手は、アクシデントを起こした場合は即座に主催者に連絡しなければならない。連絡がなく救助が出た場合、救助の要請があった場合を含め、その救助費用は選手又はその家族が負担する( ヘリコプターの要請費用を含む) 。なお、アクシデントを目撃したパイロットは可能な限りアクシデントの情報( 内容については33項参照) を大会主催者に伝えること。また、タスクを中止し、アクシデントの救助に協力したパイロットにはボーナスポイントが与えられる。ボーナスポイントは大会競技委員長が算定し、当該タスクの結果に反映する。

6.

保護用具の使用
・参加選手は、安全なヘルメット、効果のあるレスキューパラシュートを大会期間中装備しなければならない。

7.

健康管理
・心身ともに良好でない場合はフライトしてはならない。
・フライトに支障をきたす薬物やアルコールを摂取してのフライトをしてはならない。

8.

衝突回避
・サーマルにはすでに旋回中のフライヤーと同方向に旋回するように入ること。
・飛行中、グライダーに構造上の問題が発生した場合すぐに飛行を取りやめること。

9.

雲中飛行
・雲中飛行は禁止とされ、競技役員、他の選手によって監視される。
・雲中飛行とは、グライダーの一部又はパイロットが雲により、第三者からの視界から消えたときのことを言う。
・多くの選手が雲中飛行をした場合、競技委員長は競技を中止する場合がある。

10.

バラスト
・選手は、水又は砂のバラストを使用することができる。バラストを投棄する場合は、他の選手、第三者に迷惑のかからない範囲で行うこと。

11.

通信機器
・飛行中は電波法に基づき、無線機を使用すること。

12.

タスクコミッティーとその役割
・タスクコミッティーは2名の参加選手と大会競技委員長からなる。
・タスクコミッティーはタスク内容を、安全面に注意を払いできる限りの情報を集め協議しその決定事項に関しては、選手全員の同意を求める必要がある。
・タスクコミッティーはその日の気象予報に応じた、適切な飛行空域と、テイクオフエリアならびにタスクを決める

13.

セーフティーコミッティーとその役割
・セーフティーコミッティーは、選手から3名選考される。
・セーフティコミッティーはテイクオフ周辺を含めて飛行コース上が危険なコンディションになったときに、大会競技委員長にそれを連絡する。大会競技委員長はその情報を基にタスクを続行するかどうかを決めなければならない。ただしタスクを含めフライトを続行するかどうかの最終的な判断は飛行中のパイロット個人が下す。
・タスクコミッティーにより決められた当日のタスク内容が安全に行えるかどうかを確認する。

14.

ブリーフィング
ブリーフィングにはジェネラルブリーフィングとタスクブリ− フィングがある。

14-1.

ジェネラルブリーフィング
参加選手は、大会主催者が行うジュネラルブリーフィングに参加しなければならない。その重要なインフォメーションは、公式掲示板に掲示さわる。

14-2.

タスクブリーフィング
・タスクブリーフイングは気象情報、エリア地図を加味してテイクオフエリア付近で、参加選手全員に対して行われる。
・ブリーフィング終了から、ウインドオープンまでは最低15分間の余裕を持たせる。ただし、予めタスクが決定されていた場合は最低5分の余裕とする。

15.

結果の表示
・結果の仮発表は、原則として毎日19:00に公式掲示板に掲示される。ただし19:00に掲示できなかった場合は翌朝7:45に掲示する。

16.

ペナルティーおよび失格
・競技委員長は、競技者が競技規則に違反した場合、違反者にペナルティーを科すことができる。
・ペナルティーの程度
a) 重大な違反はその日のタスクを失格( 0スコアー) とする。
b) スポーツ精神に反する行為は、大会失格とする。
※ ペナルティーの例 ・雲中飛行を行った選手は、そのタスク失格(0スコアー) とする。
・ランディング報告義務違反は、そのタスク失格( 0スコアー) とする。
・帰着申告義務違反は、そのタスク失格(0スコアー) とする。
・旋回方向義務違反は、1回目は警告、2回目はそのタスク失格(0スコアー) とする。
・飛行禁止空域を飛行あるいはランディング禁止区域にランディングした選手はそのタスク失格(0スコアー) とする。
・ペナルティーは、当該ペナルティーが科せられた日の結果表に記載される。

17.

不服申立て( コンプレイン)
コンプレインは訂正してもらうことが目的であり、抗議(プロテスト) を行うものではない。競技中何かに不満を持った場合、先ず担当役員にその処置につき援助を依頼する。その処置に不満がある場合、選手は競技委員長にコンプレインを行うことができる。このコンプレインは不満があった場合直ちに行わなければならない。仮発表に対するコンプレインは発表後30分(最終日においては10分)以内に行わなければならない。

18.

抗議( プロテスト)
・コンプレインが受け入れられなかった場合、選手は抗議することが出来る。
・抗議は、当該事由発生後30分( 最終日においては10分) 以内に供託金5千円を添えて書面で大会競技委員長に提出しなければならない。
・供託金は、抗議が認められた場合は返却し、認められなかった場合は没収される。

19.

陪審員
大会主催者から独立した者2名とする。陪審員は提出された抗議を迅速に処理する。

20.

テイクオフ
・テイクオフエリアはアカイワPG用メインを使用する。
・テイクオフ方法はタイムインターバルランチオーダーとする。

20-1.

タイムインターバルランチオーダー
a.テイクオフは待機ゾーンとテイクオフゾーンに分けられる。又、テイクオフゾーンの前には優先ゾーンを設ける。テイクオフゾーンへ入るためには、選手は優先ゾーンに並ばなくてはならない。
b. 優先ゾーンへ並ぶためには、決められた間隔(例:10 分間隔)でゲート役員が意思確認をした際、優先ゾーンへ並ぶ意思を示した者が優先ゾーンへ進入することが出来る。同時刻に意思を示した選手が複数いた場合は、あらかじめ決められた優先順位順に優先ゾーンに並ぶ。一回のコールでレーンに入れる人数は優先順位の上位順に10名とする。また、一旦優先ゾーンへ並んだ選手は待機ゾーンへ戻ることは出来ない。(但し下記d.e.の項目によって待機ゾーンへ戻った選手を除く。また、d.e.の項目で待機ゾーンへ戻った選手の優先順位は消滅するものとする。)
c. 選手は優先ゾーンに並ぶ前に機体のラインチェックをすまし、GPSを補足させた上でハーネスを装着し機体を広げるとすぐにテイクオフできる状態でウエイティングレーンに入らなければならない。
d. テイクオフゾーンの選手は、優先ゾーンに選手が並ばなかった場合フリーテイクオフとなるが、優先ゾーンに他の選手が並んだ場合は、テイクオフディレクターの指示から30秒以内にテイクオフするか、待機ゾーンへ戻らなければならない。また、何らかの理由によってテイクオフクローズとなった場合、先頭の選手はオープン後60秒以内にテイクオフするか、待機ゾーンへ戻らなければならない。
e. テイクオフの失敗は2回まで許されるが、それでも失敗した場合はテイクオフゾーンを出て、待機ゾーンに戻る。再度のトライに時間がかかると思われる場合はテイクオフディレクターの指示に従う。
f. 優先順位は前日までの公式順位順とする。但し初日は受付にて抽選し優先順位を決める。

21.

テイクオフクローズ
テイクオフ前がフライト中の選手で混雑して安全上問題がある、あるいは気象条件がテイクオフに適さないとテイクオフディレクターが判断した場合は一時的にテイクオフをクローズすることがある。

22.

リスタート
タスクがスピードランの場合、スタートラインをクロスして、次のパイロンをクリアーした後、再度スタートラインをクロスし直してリスタートすることは出来ない。

23.

リフライト
・リフライトの可否ならびに方法はタスクごとに決定する。

24.

最終スタート時刻
タスクがスピードランのとき、最終スタート時刻を設定する。この時刻を過ぎてタスクをスタートした選手のスタート時刻はこの最終スタート時刻にスタートしたものとみなす。

25.

スタート
GPS記録により鉛直方向のシリンダーで作られるラインをクロスすることで確認され、2種類の方法が用いられる。
a) 選手個々に空中からスタートラインをクロスする。この場合指定されたスタートラインを最後にクロスした時間が計測される。この場合スタートラインは次のターンポイントの 大きなシリンダー(例えば、テイクオフはスタートパイロンから10km地点にあり、スタートの計測はスタートパイロンの9kmシリンダーに最後に入った時となる)で、ラインをクロスして入った時点から計測が始まるか、あるいはスタートラインは小さなシリンダー(デパーチャーポイントを中心とする半径200〜400mシリンダー)で、時間の計測はセクターを最後に出た時から始まる。
b) 決められたスタートオープニングタイムに時間計測が始まり、パイロットはそれ以降にスタートラインをクロスしていかなければならない。スタートラインは、a)の場合と同様な、大きなシリンダー、又は小さなシリンダーを採用する。 スタートの方法は、タスクブリーフィングで細かく発表される。

26.

ゴール
ゴールは仮想(GPS上)のセクターで、最後のターンポイントからゴールポイントを結ぶ直線と直角に交わるゴールポイントを中心にした200〜400mの直線(ゴールライン)、またはゴールポイントを中心とする半径200〜400mのシリンダーを用いる。

26-1.

ゴールライン
ゴールラインの定義: 最終ターンポイントとゴールポイントを結ぶ直線と直角に交わるゴールポイントを中心にした200〜400mの直線(ヴァーチャル)とする。

26-2.

ゴールの手順
選手はGPS上のゴールラインをクロスしなければならない。タイム計測はGPSで記録されたデータを採用する。

27.

タスククローズ時刻
・タスクを集計する最終時刻は、タスクブリーフィングで発表され、タスクボードに掲示される。
・タスククローズ時刻後のフライトには得点は与えられない。

28.

ランディング報告
・ランディング報告は選手の安全確認をするために設けられ、ランディング報告時刻までに選手はランディング報告をしていなくてはならない。
・報告には携帯電話などを用い、主催者が必要性の無い捜索を行わないように配慮しなければならない。また、役員による回収を待つか自力で戻るかを大会本部に告げる。
・指定ランディング場に降りなかった選手は誠意を持って対応すること。被害が出た場合は個人の責任で対応すること。また、ランディング場所を特定するためにランディング後直ちにGPSでマークし、その座標をタスクレポートに記入すること。

29.

帰着申告
帰着申告は、大会参加の意思を示した選手全員が本人自ら行わなければならない。

30.

タスクの種類

30-1.

RACE TO GOAL( ゴールレース)
・目的はゴールを最初にクリアーすること。スタート時刻は全ての選手に対して同一である。
・スタート方法は空中からの一斉スタートを用いる。

30-2

SPEEDRUN TO GOAL(スピードラン)
・決められたコースを、最短時間で飛行したものを1位とすることを目的とする。
・スタートは、選手が最後にスタートラインをクロスしたときとなる。

31.

大会、タスクの成立条件

31-1.

ミニマムディスタンス
・この大会でのミニマムディスタンスは、3.8kmである。

31-2.

タスクの成立条件・タスクの成立条件は、次の3項目が全て達成されたときである。
a) メインテイクオフのゲートオープン時間がX分、北テイクオフのゲートオープン時間がY分であった場合、(2X+Y)分がそのフライトでの参加人数以上になったか、あるいは参加選手全員( 途中棄権を除く) がテイクオフした。
b) 参加選手の20% 以上( テイクオフしなかった選手を含む) がミニマムディスタンスを超えて飛行した。
c) 1名以上の選手が20km以上のフライトをし、なおかつ上位10名の総飛行距離が128km以上となった(20km級以上で の成立)。あるいは1名以上の選手が10km以上フライトし、なおかつ上位10名の総飛行距離がトップの飛行距離をZkmとしたときに(Z+0.6Z×9)km以上となったとき(20 km級未満での成立)。

31-3

大会の成立条件
・タスクが1本成立した時点で大会は成立する。ただし、日本選手権としてはタスクが2本成立した時点とする。
・大会順位は成立したタスクの合計点で決定する。

32.

タスクキャンセルとタスクストップ
競技開始後に、天候が急変し、競技委員長が競技を続けることが危険と判断した場合に、競技委員長はタスクをキャンセルすることができる。タスクキャンセルは競技委員長が無線で連絡する。ただし、タスクがRACE TO GOALの場合で少なくとも一人のパイロットがゴールに達している場合はタスクストップとし、31-2項が満たされていた場合にはタスクは成立する。

33.

パイロットの救助
選手は、ランディングしたならばすぐにグライダーを絞らなければならない。グライダーを開いたままにしておくということは" 救助の要請" を意味する。アクシデントを確認した選手は、次に挙げる要領で、無線を使ってできるだけ早く大会本部に報告するべきである。 ・自分のパイロットナンバー ・アクシデントの発生場所 ・位置の特定( GPSコーディネートを用いて) ・アクシデントを起こした選手の名前、パイロットナンバー ・アクシデントを起こしたパラグライダーの色、種類など

34

スコアーリングと計測方法

34-1.

距離の測定
・GPSのトラックログを用いた距離測定は、0.1km単位で切り上げられる。
・特に断らない限り、ベストポジションを採用する。

34-2

所要時間の測定
・原則として、時間はGPS時刻をもとに秒単位で計測する。

34-3

得点計算式( PJLフォーミュラー)
・フライトの得点の計算式は次のもので、小数点以下第1位を四捨五入し整数で表す。
・フライトの最高得点は1000点とする。

( RACE TO GOALの場合)
距離得点=1000× ( 1−g) × ( D/Dmax)
時間得点= 1000× g× { Gl− Ss) / ( G2− Ss } ^3
総合得点= 距離得点+ 時間得点

( SPEED RUNの場合)
距離得点=1000× ( 1−g) × ( D/Dmax)
時間得点= 1000× g× ( Tmin/ T)^ 3
総合得点= 距離得点+ 時間得点

Nf : ゴールした選手数
Nto: そのフライトに参加の意思表示をした選手数
D : 本人のフライト距離
Dmax: そのフライトにおける有効な最長距離
Ss : 一斉スタート時刻
Gl: 最初の選手がゴールした時刻
G2 : 本人のゴール時刻
T:本人のフライト時間
Tmin:そのフライトの最短時間
g= 0. 6× √ ( Nf/ Nto)
とする。
ただし、タスクが20km級未満で成立した場合には、総合得点にそのタスクのトップ選手のフライト距離を20で割った数値 を2乗した係数をかけるものとする。

35.

タスクの証明
・飛行の証明は全てGPSのトラックログで判定する。
・参加選手は少なくともひとつのGPSを装備すること( 使用できる機種は主催者の指定しているもの)
・参加選手は、GPSを正しいパラメーターにセットすること。
・参加選手は、帰着申告の際その日の飛行のトラックログをGPSからダウンロードすること。

35-1.

GPSログの原則
・タスク証明のデータソースは各選手が使用した一つのGPSのトラックログに限られる。二つ以上のGPSログを繋げてひとつとすることはできない。
・ファイルや、外部からGPSにダウンロードしたもの、その他のデータソースはタスク証明のデータソースとしては使用されない。指定メーカーのデータロガーのデータもタスク証明のデータソースとして使用されるが、デー夕ロガーのデータソースの有効性を確認するために、そのデータロガ一に接続していたGPSのトラックログを求めることがある。

35-2.

有効なGPSデータ 有効なトラックログとは
・トラックログは少なくとも2分間、5ポイント以上の連続したものがターンポイントのセクターの前後に残っているもの。
・トラックログは少なくとも2分間、5ポイント以上の連続したものがスタートセクターの前後に残っているもの。
・時間のデーターが残っているもの。トラックログは20秒以下の間隔の連続したものが望ましい。

35-3.

GPS判定の基準
・スタートラインをクロスした証明、ターンポイントセクターに入った証明は次に挙けるようなトラックログが残っていなければならない。
・通常のシリンダーセクターの中に残るポジション。
・スタートラインをはさんだ連続した2個のポジション。
・MARKされたポジションは証明には使わない。
・RACE TO GOALのタスクの場合スタート時刻には5秒の誤差を認める。

35-4

トラックログの義務
飛行空域に制限がある場合は、GPSのトラックログでその空域への侵入を判断する。その場合はその日の飛行全体を連続されたトラックログで記録する義務がある。

35-5

GPSの操作方法の習得義務
・パイロットはバックアップ用に複数のGPSやデータロガーを同時に使用しても良い。
・一連のフライトは一つのGPS又はデー夕ロガーに記録されていなければならない。
・パイロットはGPSとデータロガーを正しいパラメーターにセットしなければならない。
・パイロットは前のタスクのデータを成績が確定するまで消去してはならない。
・提出したトラックログで正しく判定されなかった場合は、別のトラックログを提出することができる。ただし、そのトラックログを記録したGPSやデータロガーの製造シリアル番号は、事前に大会主催者に届け出たものでなければならない。

35-6.

不正確なGPSトラックログのペナルティー
・スタートポイントのミス=0スコアー
・連続したトラックログが要求されていてトラックログが連続していない場合=0スコアー
・ターンポイントのミス=ベストポジションを取り、距離得点が与えられる。
・ランディング後にGPSのトラックログを記録しつづけて移動するなどの行為によりベストポジションの検出が不可能となった場合=ランディング直前のターンポイントまでの距離がフライト距離となる。

36.

その他この競技規則に記載されていないことに関してはパラグライダージャパンリーグ規定による。