足尾エリアで初となるＪ２リーグの大会となった今大会。例年この時期は良い東風に恵まれ中級者でも距離が飛べるのだが今年は日本海に残る前線と太平洋高気圧の影響で連日､強めの南風となって選手を苦しめた。大会初日は全員テイクオフするが南強風でアウトランディングする選手もでる状況。二日目も同じ様なコンディションになるが前日よりサーマルトップが高くなり競技が成立。地元の選手が地の利をいかし上位の入る。初のＪ２リーグの大会で選手達への宣伝告知が上手くいかず参加１８人と寂しい大会だったがパーティーも有り、競技でも一日は良いコンディションでフライトでき盛り上がった。

ゲートオープン後、順調に高度を上げていく選手に無情にも強まる南風。ほとんどの選手がトップアウトしスタートを切るものの南からの強風でセカンドターンポイントを取れずランディング。一番にテイクオフした関根選手が１人がミニマム距離を超えるフライトをした。

競技前半は逆転層が約６００ｍ程に有り風が弱く、逆転層のブレークと共に強まる南風にこの日も嫌な雰囲気が漂う。しかし更に上空の風が弱く競技中盤になると雲底に付けた選手が順調に進み出す。尾根に対して横方向に吹き抜ける風に苦労するが地元の尾崎選手が１１時２９分にファーストゴール。タイムでは54分の村田選手に負けるもののリーディングポイントとアライバルポイントでこの日のトップとなる。厳しい条件の中、大会初参加の選手も含め８名の選手のゴールとなった。